肛門科の専門医に診てもらって良かったと思うこと(19w5d)
前回の続きです。
お食事中の方、そういう話が苦手な方は、
ここでお戻りになるか、読み飛ばすことをおすすめいたします。
(妊娠中は痔になりやすいとのことで妊娠記録のカテゴリーで更新します)
さて、私が以前、肛門科の専門医に診てもらって良かったなと思うことを書きます。
私は何年か前に、肛門から出血など違和感がありつつ、恥ずかしいという気持ちから病院には行かずに市販薬を塗ったりしながら、だましだまし過ごしていた時期がありました。
(振り返れば「早く病院行けよ!」と思いますが、当時は若かったこともあり恥ずかしかったのです)
ある時、住んでいた街の近くで評判のいい肛門科があることを知り、勇気を出して予約し扉を叩きました。
私は「たぶん切れ痔だろうから、ちょっとよく効く塗り薬とか出て終わりだろうな」くらいに思っておりました。
ところがどっこい!
その専門医からのアドバイスは私の予想をはるかに超え、「これこそ、目から鱗…!!!」と当時かなりの衝撃を受けるものとなりました。
まず、内診で「やはり切れ痔である」ということが分かり、その後図で肛門のどこが切れているかと位置などを教えてもらいました。
内診の状況ですが、膝を抱えるように横向きになり、お尻のあたりにバスタオルがかけられ、その下でお尻をぷりんっと出す感じで、必要最低限の面積だけ先生の目に触れる状況で、あまり恥ずかしくはなかったです。
(女性の場合、産婦人科の経膣エコーの方が断然ハードル高いと思います。)
そして、切れている位置を教えてもらった後、「便の硬さはどれくらいか?」という話になりました。
先生の机には、便の硬さを一覧にしてあらわした表がありました。
当時、ハッとしたのですが、日常生活の中で人と便の硬さを比べる機会ってほぼないじゃないですか?
自分が普通だと思ってた便が、お医者さんと話してる中で、
「それ全然硬いよ!このくらいの指標が健康でいい便とされているよ!」
と、言われて私ももうそりゃびっくりで。
そもそも私の痔は便秘が原因となっていることを指摘され、まずは便通の改善が大切であるということを教えてもらいました。
私は便秘薬がクセになりやすいというイメージがあったので、そのことを相談すると、クセになりにくいものを処方してくれました。
とても親切なお医者さんだったので、
便秘薬にはいくつかの種類がありそれぞれ特徴が異なること、その中でこれはこういう作用をもたらすのでクセになりにくいなどと、すべて親切に教えてくれました。
予想していた塗り薬も処方されるのか聞いたところ、「塗り薬は正直、焼け石に水なところがあり、そもそもの原因になっている便秘を治すことが、あなたにはまず必要」と教えてもらい、これまた「ほー!!!」と目から鱗でした。
その後、薬の飲み方の指導があり、数カ月後には、悩んでいた切れ痔が治っていたので、あの先生が私にあった治療方針を出してくれたんだなぁと今でもしみじみ思います。
私の場合は便秘が原因の痔でしたが、人によって原因や症状は異なると思うので、痔で悩んでいる方は、ぜひとも一度勇気を持って肛門科を受診していただきたいなと思います。(前回も書きましたが、大きな病気が隠れていたら怖いですし)
そして、良い医師に出会い、痔が治ることを心から願っています。